横浜でアルペンジローのカレーを食べたかった私は、ついでに横浜の温泉に立ち寄ることにしました。深い群青色のかわいらしい相鉄線の電車に乗り、上星川駅に降り立ちます。駅から歩いて程なくして満天の湯を発見。午前八時を過ぎたばかり、比較的早い時間にも関わらず、満天の湯の建物の中にどんどん人が飲み込まれていきます。想像以上に人気の湯です。
満天の湯の「湯」
たくさんの湯があり、すべてを制覇するのに、時間がかかりました。
身を清めたら、まずは主浴槽に移動。内湯の主浴槽に入り壁を仰ぎ見ると、東海道五十三次の宿場の図があり、大変興味深く眺めながら湯に浸かりました。そもそもこの満天の湯がある保土ヶ谷は東海道五十三次の宿場のひとつのようです。こしきゆかしい湯なのだなと、風情を感じつつ茹であがります。
もちろん、それだけではありません。内湯から露天に渡って、不感湯、寝湯、うたたね湯、壺湯、岩風呂、ミクロの泡のシルクの湯など、お湯のフルコース状態でした。サウナ目当てにきたはずでしたが、そのあまりの種類の多さに敬服しました。時間に限りがある旅ということを忘れて、一日中浸かっていたいくらいでした。
満天の湯の「サウナ」
続いて本命のサウナです。満天の湯の女湯には2つのサウナがありました。
塩がたっぷり使えるスチームサウナ、そして特筆すべきは、もうひとつのタワーサウナです。
タワーサウナとは?というところですが、サ室には大きなタンスのようなmetos製サウナストーブがどどんと2つ配置され、それに対して人が6段の大きめの階段に座れるようになっています。いわゆるスタジアム型のサ室。オートロウリュで蒸気が生成されますが、下段はまったりと緩やかに、そして上段はひたすらに熱くサウナを楽しむことができます。このサ室内の階段を山の高さに見立てているようで、一合目から六合目までの解説が壁に書かれています。であれば、これはタワーサウナではなくマウンテンサウナでは?と思いましたが、瑣末で無粋な疑問かもしれません。
私は、程よいほぼ中段あたりでひたすら汗をかきました。やはりロウリュがあるサウナが好きです。オートでもセルフでもいい、暖かい蒸気が本当に心地よい。
なお、大きな2つのサウナストーブの間にはテレビが設置されているものの、日替わりで音声ありと音声なしにしているようです。私はあまり興味のないテレビ番組を見るのが好きではないので、ちょうど音声なしの日に当たっており、ありがたかったです。
そして水風呂。タワーサウナを出ると、そのすぐ横にブルーハワイ色の深めの水風呂がありました。どうやらミントの水風呂のようで、清涼感があり大変にサッパリします。その後、露天で冬の冷気を感じながらの外気浴。横たわれるタイプの整い椅子が二脚、それ以外の普通の整い椅子も潤沢にあり、整い難民にはならずにすんだのもありがたかったです。
総じて、非常に満足度が高く、また再訪したい温泉・そしてサウナでした。ひとときの幸せをありがとう、満天の湯さん。



