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御船山楽園ホテル・らかんの湯|魅惑のサウナ群とチームラボの幻想的な世界 – 佐賀県武雄市

佐賀|御船山楽園ホテル|らかんの湯

らかんの湯に行く

ひょんなことから、佐賀の「らかんの湯」にいくことになりました。はじめは、エアドゥのポイントが貯まったので飛行機で札幌から福岡に行くとだけ決め、福岡のサウナを探していたのです。ところが、JR在来線を使えば、博多から佐賀の武雄温泉まで1時間ほどで行けることを知ったのであります。そう、武雄温泉といえば、御船山楽園ホテルに、らかんの湯がある…。

サウナーで、らかんの湯を知らない方は殆どいないと思います。サウナシュランというサウナランキングに連続入賞したり、サ道というドラマ(原作はサウナー必読の漫画)でも紹介されているので、にわかサウナーの私ですら知っております。

ちなみに、ですが、JR九州で博多から武雄温泉に行くチケットの購入は、さくっとオンライン決済ができるのでとっても楽でした。しかも、発券は不要でスマホで表示したQRコードを改札にピッとかざすだけ。週末ということもあり、駅構内にある券売機の前は長蛇の列で、待っている人も対応するスタッフの方も疲れているように見えました。外国人観光客も多いのかもしれませんが、もっとこのオンライン決済が浸透すればよいのにと思いを馳せました。

そして、車両も座席もゆったりとしたリレーかもめに揺られたのち、武雄温泉駅に降り立つと、そこには冬らしく掠れた緑がもりもりとした山が連なって見えました。しかし、北海道と比べると、これは秋では!と言わざるを得ない暖かさ。ぽかぽかとした陽光を浴びながら、徒歩35分ほどで、らかんの湯がある御船山楽園ホテルへ到着です。

御船山楽天ホテルからみた山々|武雄温泉

チームラボの展示

御船山楽天ホテルに着くと、玄関前に一人のスタッフがおり、声をかけられます。「日帰り温泉の予約をしています」と伝えるとインカムでその旨を受付に伝えているようでした。

玄関のドアを開いてエントランスに進むと、そこはTHEチームラボ。暗闇の中、天井からたくさんの電灯がランダムな高さでぶら下がっており、それぞれゆっくりと色が変わります。さらに壁が鏡になっているため、その空間に無数の電灯があるように見えます。あ〜このみっしり感、手法は違えど草間彌生的なやつだなと思いながら、歩き進めました。受付のカウンターはクラブのバーですか?という暗さ。スタッフも手元のライトをつけて確認作業をしているようです。

チームラボの展示は、エントランス以外にも2箇所あり、それらは2階の奥に進むと見ることができます。「ここからは廃墟です」という看板の先にあり、ひとつは廃墟の暗い廊下のずっと奥で炎の映像が見れるという作品。もうひとつは、草の生えた遺跡のような古い浴場の中に、映像が映し出されるいくつかの柱をしつらえた作品でした。後者は、柱に映し出される映像がその時々によって違うようで、私がドラマ・サ道で予習した映像とは違っていました。

チームラボ|らかんの湯

さて、サウナやいかに

私が予約した日帰り温泉の枠は15:00〜17:30。お昼過ぎのまったりとしたよい時間です。受付でサウナに関するパンフレットが配られるので、そこに図解されている浴場の地図はあらかじめおさえておいた方がよさそうです。私は読まずに入浴したので、サウナの場所などよくわからずにうろうろと彷徨うことになりました。

女湯のサウナは3つ。水風呂も3つ。まず、サウナごとに水風呂が隣接していることに驚きます。それぞれのサウナは、1) 白い洞窟のようなセルフロウリュサウナ、2) お茶の香りのする綺麗なミストサウナ、3) 男女共用の超巨大な薪サウナ、この3点でした。

らかんの湯

白い洞窟のような、セルフロウリュサウナ

サ室前の冷凍庫に白いアイスボール(クーゲル)がありました。これをサウナストーブにおいて溶かし、アロマの香りを楽しむというお作法のようです。白い洞窟のようなサ室の中に、細長いサウナストーブがあり、セルフロウリュもできます。
サ室にいる人々に恐る恐る「すみません、ロウリュしてもいいですか?」と声がけすると、「お願いします」…もちろんだという熱い想いが伝わる反応。お前に任せたぜという期待すら含んでいる気がしました。なお、この白いサ室は、2箇所ほど窪みがあって、そこに座るとまるで地蔵のようです。私もサウナー地蔵になってみたくて、何度もその窪みが空く機会を狙って入室。サウナ地蔵になると、窪みがあるせいか、体感温度もあがる気がしました。

お茶の香りのする、綺麗なミストサウナ

ミストサウナといえば、その湿度が高いゆえか設備が古く見えるという印象が多いのですが、ここらかんの湯はすっきりとしていて綺麗なのが印象的でした。そこはかとなくお茶の香りもします。他のミストサウナと同様、真っ白にホワイトアウトしていたので、そこに人がいると気づかずに驚かれている人もいました。脅かしたかったわけではないのですが、結果的に脅かしてしまってすみません。それが、ミストサウナ…

男女共用の超巨大な薪サウナ

露天スペースを進んでいくと、休み処のさらに奥に、少し細長い小屋のようなものが見えます。そこには、巨大な薪サウナがありました。サ室の扉を開けて低い小さな階段を上がると、奥に見たこともない大きなサウナストーブが出現します。石のひとつひとつも大きい。どれだけの数のサウナストーンが積み上げられているのだろう。サウナストーブそのものの大きさは、両手を広げてもそれの倍以上はありそうです。しかも、こんなに巨大なサウナストーブでロウリュができるだと…? 大きい柄杓で、少し離れたサウナストーブに思い切りぶっかけるスタイルです。はじめは本当にロウリュをしていいものか迷いましたが、隣の男性スペースから、ぶっしゃあ…という軽快な音を聞き、それでは私も…と「ロウリュしてもよろしいでしょうか」とお断りを入れてからロウリュしました。石の群れを目掛けて水を撒き散らした後の、水が全力で蒸発する音…なんとも言えぬ達成感であります。

なお、浴場に関しては、朝と昼夜で男女入れ替えになるらしく、双方を一度に楽しみたいのであれば、宿泊した方がよいようです。

露天スペース、そして自然派外気浴

露天スペースには半分ほどガラス張りになっている小屋があり、休み処となっていました。そこにはデトックスウォーターやお茶、プリン、薪ストーブがあり、とても充実しています。その時は、たまたまなのか混雑しがちであり、整い椅子は争奪戦でした。

そして、特筆すべきは、外気浴です。
露天スペースが自然のその中にあり、細長いベンチに体を横たえると、目前には冬枯れした木々の枝、そして遠くに透き通った青空が広がっています。枝にしがみつく枯葉が力無く風に揺れる姿を見て、露天風呂の湯が流れる音に耳を傾け、身も心も整いました。遠い昔、幼い頃に北海道の山々に足を踏み入れ、自然と戯れた記憶が蘇ります。

総評

チームラボの展示はもちろん面白く良い体験でしたが、それ以上に充実したサウナ・外気浴を楽しめる、噂に違わぬ名施設でした。またの機会に、今度は宿泊して朝の男湯スペースも体感してみたいところです。

御船山楽天ホテル|らかんの湯
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